自然栽培で植物と向かい合う。
2023年2月、ぼかしを施肥したのを最後に、自然栽培に切りかえました。
肥料を使わない分、植物の事を観察し理解する。どうしたら元気な状態、生長と結実のバランスが良い状態になるか。

植物ホルモンを理解し、触れて対話をする、本格的な自然栽培にチャレンジ中です。

地植えの歴史

2020年12月に初めてアボカドの苗を購入して早5年目。
(未だに果実の収穫は出来ていません😢)

当初から寒さに弱いのは知っていたので、初めは鉢植えでいくつもりでしたが、関東でも地植えで成功している人がいることを知り、その後2022年5月に初の地植えをしました。

その後3度の越冬では、失敗→成功→大失敗という悲惨な経験をし、ついこの間まではそろそろ諦めようか。鉢でもまだ収穫できてないし、やっぱり無理なんだろうな。この時間他のことやった方が時間を有効に使えるしな。と何度も考えましたが、イタチの最後っぺ、全く出来ないままも嫌だし、ダメ元でもう一回だけやってみようと思いました。

地植えの方法

今回地植えをするにあたり、植床は年末に作っておきました。
木材チップや籾殻、落ち葉を大量に混ぜ込み、米糠で発酵を促しておき、有機物たっぷりの土壌になりました。畔シートを周囲に入れ込み根域制限もしておきます。

今回植えるのはスチュワート(A)とフェルテ(B)です。
(A)タイプはいつもメキシコーラやグランデを使っていたのですがあまり成績が良くなく、今回はスチュワートで挑戦することにしました。(B)タイプは本当はベーコンが良かったのですが、売り切れのためフェルテに。

フェルテは葉っぱも大きく背も高い良い苗でした。スチュワートも生長の走りだしが早く、防寒対策をしている最中に頭頂部が芽を出し初めていました。

さて植え付けですが、まずは植え穴を掘り、ロングポットを入れて深さの確認をします。根鉢が崩れたりするので、まずはポットのまま作業を行うのがポイントです。

根鉢の様子も写真を撮りました。
鉢底に水がたまっていたのでしょうか。根腐れしているようです。触るとポロポロ崩れます。とは言え前回の別苗は全く根鉢が出来てなかったので、それに比べたら全然いいです。前回は逆さにして抜いたら根鉢が2/3崩壊したので。

アボカドは根っこがすぐ千切れるのでポットを外したら根鉢は崩さずにそのままスポット植えます。あとは摘心して完了です。あと支柱も忘れずに。

今回は植え付けに際し、松山のアボカド圃場を見学させて頂いた際に教えてもらったことを思い出しました。幼苗は耐暑性がないのでずっと直射日光に当たっていると生育不良になる、ということでした。

現地でもやっていたのですが、イボ竹に遮光ネットをかけ日光を遮断します。
ちなみに現地ではマルチはやっていませんでした。これは道法スタイルでやっている部分です。でもこれでネット内の草取りしなくてもいいから楽ですよね。水やりも無くなるし。

ゆす村さんの方法だと、周りは防風ネットで天井は遮光ネット、という案内でしたが、まだ背も低いのでとりあえずこれで十分だと思います。まずはこれで様子を見ていきます。

それと、現地ではやはり斜面に植えられていて、それも一つポイントだということでしたので、今回は私も斜面、、、ではないけどヘリの部分に植えました。

今回のポイントは遮光がほぼ全てですが、環境をよくして生長する時期にしっかり生長させてあげる。これがメチャクチャ大事になってくると思います。そして次の越冬に向けて、少しでも太く強くなってもらう。そして来年には耐寒性がさらにアップしている、という算段です。

とは言えそんな簡単に行くとは思っていませんが、今はこれがベストアイデアなのも事実。

あとは芽かきと葉面散布で効率化を図り、全力でバックアップしていこうと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。