
自然栽培で植物と向かい合う。
2023年2月、ぼかしを施肥したのを最後に、自然栽培に切りかえました。
肥料を使わない分、植物の事を観察し理解する。どうしたら元気な状態、生長と結実のバランスが良い状態になるか。
植物ホルモンを理解し、触れて対話をする、本格的な自然栽培にチャレンジ中です。
枯れかけた道法レモン
去年初めて道法さんからレモンの1年生苗木を購入し、地植えにチャレンジしました。レモンは樹勢が強く、1年で2メートルを超えるものがいくつか出て、割と簡単に千葉でも栽培できるかな、と思っていましたが、今年の冬の寒さは無常にも私のレモン栽培の夢をいとも簡単に崩壊してくれました😢
苗は同じ年齢同じ品種でも個体差があるので、同じ環境でも生育に差が出るのは当たり前なのですが、植えた半数は1年で2メートル近くまで生長をして、主幹も大分太くなりました。大きくなったことで耐寒性もついたかなと思っていましたが、植えた8割は葉っぱが全て落ちました。枝先も枯れ込みましたが冬囲いをしていたおかげもあって、大きく枯れ込むことはなかったんですが…
大ダメージを受けたのは3月の雪。冬が過ぎて温かい日が続き不織布など冬囲いを外した後に訪れた寒波。これで一気に枯れ込みました。いつだったか日にちは覚えていませんが、朝から昼まで大雪になり、直で素肌に雪が積もったレモンは大きく枯れ込みました。
切り戻しして1m30cmくらいの背丈だったレモンが一気に7~80cm枯れました。

復活させる剪定
ということで、レモン栽培は甘くない、と出鼻を挫かれたわけですが、とは言え株もとが枯れていなければ復活はできるので、ここで大切なのは枯れた部分を切り離すことです。
下の写真では、枯れた部分と生きている部分の境を指さしています。

指さした場所はあくまで境ですので、ここで切れば良いわけではなく、断面綺麗な場所まで切り戻す必要があります。
↓断面が綺麗な場所まで切り戻しました。

剪定する際は少しずつ上から切っていったわけですが、下の写真では切った順番に①〜③としています。
断面を見ると①は完全に枯れているのが分かります。乾燥しているのでクシャ、っと乾いたような潰れた見た目になっています。②は全体的に緑になっていますが、③に比べると内輪の形成層の色が薄い気もしますし全体的にまだシワっぽい気もします。③がやはり健康的な色と断面をしています。
ここまで切り戻すことによって、養分が半枯れの②に流れず、健康な③に流れ、効率的な復活ができます。レモンは樹勢が強いため、一度復活の波に乗ればグングン遅れを取り戻せるはずです。

ということで大ダメージは受けましたが、枯死したものはないので、今年はレモン栽培第2ラウンド諦めずにやっていこうと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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