7月31日、とあるブルーベリー園の栽培指導が終了しました。
こちらの園は他界した旦那さまが生前植えたブルーベリーが数多く植っており、現在は奥さまと娘さんでブルーベリー園を運営しています。
1年契約でご依頼を頂いた目的は「美味しい実を作る」ための栽培指導。
もちろん1年で何もかも変えられるほど果樹栽培は簡単ではありません。通年の営業も考え、3年計画での立て直しを提案させて頂き、私の知る限りの知識、経験をお伝えさせて頂きました。
1年を通してのブルーベリーの動き、作業。2年目、3年目と。
営業を止めない限り一挙更新は難しいので少しずつ。
ブルーベリーは全て成木で十何年ものでしたので、多くが更新する必要があり、そのやり方や考え方。
剪定を知る
一般的に「美味しい実を作る」を端的に言うと、肥料と剪定に話が行くのではないでしょうか⁉︎
しかし私個人としては無肥料の方が美味しいという事が分かってしまった今、肥料の話を熱くすることはありません。(しないわけではない)
それより大事な事は剪定であり、剪定を学ぶとなると、ブルーベリーという植物自体の事を学ぶ事になり、そこに重きを置いています。
ネット情報だけでもそこそこ栽培は出来ますが、ひとつひとつの作業に関して理由を裏付け出来るか?ということも大切だと考えています。
そもそもみんな流派的な?、要は栽培スタイルが違うので、まずそこの選択から道が大きく分かれていきます。
それぞれの栽培スタイルに共通するもの、違うものもあり、無駄な作業や気にし過ぎ作業、人間のエゴによる作業も混じっています。
私も無駄を省いて本質を知るのに随分遠回りしました。
私が伝えたいのは、「本当にやるべき作業」です。無駄と思われる作業がネット上では多くあり、それは「美味しい実を作る」事に直結していません。逆効果な作業も多くあります。人間が「何をしたいか」ではなく、ブルーベリーが「何をしてほしいか」を知ることが本質であり愛情です。
私は栽培するというよりサポートという意識がうまく共存する、自然栽培への正しい考え方だと思っています。
コンサル終了後
ここは余談ですが、コンサル終了後、私はいつも「お客さま」から「仲間」になる感覚でいます。もちろん情も出るしその後も気になるというのもありますが、折角のご縁を契約終了で終わらすのはもったいないと思いますし、そのご縁には長く意味があると思うからです。
そもそもコンサルや協力関係を希望してくる方でも、ウマが合わないと感じたらきっぱりお断りするか、そっけない態度をとるからです。この判断はファーストコンタクトから5分以内。
私は直感で生きているのでそれに従いたいし、直感で間違うことはないタイプだからです。
場合によってはお手伝いしたいと思っても、私ではお役に立てないと感じる時もあります。その場合はお断りはしますが、別の方を紹介するなど代案を出します。(その相手が助けたいと思える人の場合に限る)
現に長く良い関係が続いている方は多数います。
お互いの圃場を訪ねたりイベントの紹介もしあいます。
仲間になるのです。最高です、情報交換もできます。
アイデアも必要
ブルーベリー栽培をして営利化するには、栽培だけではなく、もちろん販売ノウハウやアイデアも必要です。特に初めての方はどうやって販売したら良いか、その辺も心配事なはずです。
今回のブルーベリー園の方はすで販売の基盤ができており、行政の応援も入っているので、「美味しいブルーベリー」を作れるようになれば何も心配ないと思います。
当園のコンサルサービスでは栽培知識はもちろん、販売に関してのアイデアも惜しみなくお伝えしています。
社会人の副業でも頑張れば平均年収くらいは稼げます。
この辺もアイデア次第。
まとめ
話はずれましたが、このとあるブルーベリー園の方はブルーベリー以外にも植物に関する別のスキルをお持ちで、こちらとしても色々発見がありとても勉強になりました。何よりお人柄が良く、会うたびに心がほっこり癒されていました。
なんだかんだ言って人柄がすごく大切で、そこに人は集まってくるんだなと何度も思わされました。
今後もこちらのブルーベリー園とは関係をもたせて頂くつもりです。
困ったら助け合える「仲間」へ
最後までお読み頂きありがとうございました☺️
最近のコメント