2024年、今年から無肥料です。
去年2月にぼかしを施肥したのが最後。肥料を使わない分、植物の事を観察し理解する。どうしたら元気な状態、生長と結実のバランスが良い状態になるか。

今年は植物ホルモン活性化を意識した自然栽培にチャレンジ1年目です。

実が少ないっ!!

えっ、実が少ないっ!!

今年は開園とともにいきなり大誤算っ!(汗)

今年から無施肥にしているので、温暖化と相まって去年より早く着色すると思っていましたが、思っていたより色が来ず、開園時には予約数を見るとブルーベリーが足りない雰囲気…

青ざめました…

初日はご予約のお客さまに連絡をし、正直に実が少ない事を伝えて、当日若干の割引と冷凍ブルーベリーのサービスでご来園頂くことでご了承頂きました。

前日ギリギリまで様子を見ていた為、多くの方に迷惑を掛けてしまいました😓

原因はこれだっ!!

そんな実が少ない(着色遅れ)状況を作ったのは紛れもなく自分自身です。

原因は切り過ぎ。

去年の夏、ラビットアイの高さ問題が如実に現れ、実の位置が全体的に高くなってしまいました。そしてそこから伸びる結果枝は更に高くなり、それが来年(2024)の実の位置になると収穫が手に負えないと思い、グッと170〜180センチ辺りで切り返ししました。

しかし切り返し部分、切り口直下は花芽分化し、高さは抑えられましたが、主軸一本に2〜5個の花芽のみ。本来の花芽より1/10位の量になってしまうという結果に(涙)。

↑枝先に少ししかない状態

強過ぎる剪定はジベレリン活性を促し栄養生長に傾けてしまうため、果実の着色は遅れ、味は落ちてしまいます。

つまり切り過ぎは、量が減る、収穫が遅れる、味がのらない、の最悪三拍子と言う結果になります。

何か弊害が出るだろうなー、と思ってはいましたが、去年の私は高さを抑える事を真剣に考えていて、失敗してもいいから一度思いっきりやってみよう、という考えでした。

これに関して動画をあげていますので、良かった詳細見てみてください😊

それでもラビットアイは凄いっ!!

そんな状況でも、今は少しずつ持ち直してきています。7月下旬はピークで実もひとまわり大きくなり、甘さは開園当初の2倍くらいになっています。

完熟果が多く、それぞれ品種の違いがよくでています。

おそらく切り過ぎた反動のジベレリン活性もひと段落したものと思われます。

とは言え今年は暑すぎたので、既に閉園しておりますが…😅

今年は全く計算が狂いました。

来年は良い年になる

という事で、今年は我慢の年になりましたが、すでに来年に向けて良い結果枝が沢山出ています。

来年収穫量は元に戻り、むしろ過去一になる予定です。

今は高さ問題への対応、分枝目的の夏剪定も株や枝ごとに使い分けられるようになりました。

来年は絶対良い年になります。

今年は予約枠をかなり制限していましたが、来年はもっと受け入れ体制を整えます。

そしていつもハイブッシュからラビットアイに切り替わる時期はテンション下がりますが、7月も終わりになる頃はラビットアイの甘さに感激しています。

まさに今がチョー甘い!どれを食べても美味しい!

さぁ、来年に向けてまた頑張るぞ!