
自然栽培で植物と向かい合う。
2023年2月、ぼかしを施肥したのを最後に、自然栽培に切りかえました。
肥料を使わない分、植物の事を観察し理解する。どうしたら元気な状態、生長と結実のバランスが良い状態になるか。
植物ホルモンを理解し、触れて対話をする、本格的な自然栽培にチャレンジ中です。
セミナー開催した経緯、戸惑い、決意
まさか自分のいつもの畑に道法さんを呼ぶことになるとは思いませんでした、、、
1年半前から道法スタイルを学び、近隣のセミナーには積極的に参加していましたが(神奈川、山梨)、まさか地元の酒々井で開催することになるとは思いませんでした。
去年の暮れの12月、別件でお電話した時に久しぶりにお話したのですが、「最近関東でセミナー無いですね~」と言ったところ、「藤崎さんとこでやったらどうか」とお声掛け頂きました。正直、プロの農家の指導をしている道法さんを、副業規模で小さくやっている私の園地にお招きするのもどうかと思いましたが、きっと天命なのだろうと受けることにしました。
恥をさらしても道法さんに直接見てもらったほうがよい、と率直に思えたからです。プラス、以前セミナー仲間からも藤崎さんのところでやったらどうかと言われていた事もあり、また、分け隔てなく私のような小規模農家にセミナー開催のお声をかけてくれる、という思いも、私の背中を押してくれた理由だと思います。
そうと決まれば、しっかりオーガナイズしないと!ということで30人程度入れる会場探しやプロジェクター準備、セミナー内容、料金設定、道法さんお迎えについて、昼食どうするか、会場から畑までの移動案内、圃場での流れ、チラシ作り、SNS運用などやることが一気に出てきました。
それらをバババッとこなし、どうにか当日を迎えることができました。
自分としてはほぼ計画通りにいき、100点近い内容だったのではないかと思います。
ただ、一人無断キャンセルした人がいて、それが残念でした。お弁当無駄になるし、いつ来るか分からないとセミナー中気が散る感じするし。当日集金だから損しかしないんですよね。今後はキャンセル料についても考えないといけないかもしれませんね。もしくはシンプルにお昼は用意しないとか…
ちなみに道法さん、迎えに行ったら寝てたので朝から笑ってしまいました。
やはり思うこと
午前中は座学、午後は畑でブルーベリー、キウイ、ラズベリー、レモン、ゆず、柿、ミカンを見てもらい、剪定について教えてもらいました。
久しぶりのセミナーでしたが、やはり思ったことは“観察力”です。
剪定でのはさみの入れ方やどの枝を切るかももちろん大事なのですが、道法さんの観察力にいつも感服します。植物をちゃんと見る力といいましょうか。本をみてそれ通りにやって満足ではなく、それが上手く機能しているのか、を自分の目で確認してデータをとっていること。
ここで細かいことを言ってしまうと営業妨害になるので言いませんが、どの芽の上もしくは下で切った時に何がどうなるか、植物ホルモンで枝の動きを説明するなど、とても面白い内容でした。
私も最近はブルーベリー以外の果樹栽培を始めましたが、それによって果樹全般に対する視野がかなり広がったと思います。同時に道法さんの説明も理解できる部分が増えてきたなと…
というのもブルーベリーは若干特殊なところもあり、ブルーベリーしか知らずにいると世間の果樹話とはかみ合わない部分が出てきてしまいます。なので果樹全体を見てブルーベリーを見ると見方が変わります。
とは言え私も私なりの経験があり、私が生活している環境、やりたいこともあるので、完全道法スタイルでもありません。あくまでベースを学んで取り入れられるところは取り入れるというスタイルです。
そもそも専業農家ではないので、頭の中にある農作業を100%こなすことができないのが実情なのです。なので最低限やることはやって、放任できるところは放任、肥料をやらなくなったのも一部そこに理由があります。(無肥料で味がよくなったのは事実)
そして私が道法セミナーに行く理由として、道法さんの人柄が好きというのと、参加者も良い人が多いイメージです。植物が好きな人たちとコミュニケーションがとれるのも大事ですし、道法さん以外からの情報もたくさんもらえます。
自分の信念とコミュニティ。
自分の時間をどう使っていくか、栽培技術だけでなく人間としても魅力的な方が良いです。
ブルーベリーも自分もどんどん磨いていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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