自然栽培で植物と向かい合う。
2023年2月、ぼかしを施肥したのを最後に、自然栽培に切りかえました。
肥料を使わない分、植物の事を観察し理解する。どうしたら元気な状態、生長と結実のバランスが良い状態になるか。

植物ホルモンを意識し、触れて対話をする、本格的な自然栽培にチャレンジ中です。

水田にブルーベリー!?

今回は、山梨県南部のお客様から副業ブルーベリープランのご依頼があったのでご紹介します。

初の水田休耕地転換によるブルーベリー栽培のご相談でした。

水田をブルーベリー畑に転換する話は、知識としては知っていて見聞きもしてきましたが、相談を受けたのは初めてでした。正直、少しビビりましたが(笑)、自分の知識をフル活用して、ここで成功して自信をつけたいという思いもあり、念の為、北杜市の小尾先生に土地柄の話を伺いつつ、山梨県南部でのブルーベリー栽培に協力することになりました。

*ちなみに、分からなかったり自信がないこと、気が合わないと思う場合は全てお断りしてます。

まずは土壌の確認を!

水田跡地ということで、やはり一番気になるのは水はけです。
ブルーベリーが浅根とはいえ、すぐ下に水溜りができていたら加湿で根腐れの原因に。

↓しかし良い景色👀これが手を加える前の状態です。

まずは圃場の隅と真ん中の5箇所を掘ってもらい、水抜け具合を見てもらいました。

想定はしていましたが、浅いところでは30cm程度で水溜まりを発見!
場所によっては50cmのところもありました。

これだと将来株を支える直根部分が埋もれてしまい根腐れになる可能性がありますね。

ということで、圃場全体の改良から着手する必要があります。
まずは籾殻を全体に撒いてもらいました。お父様がお米作っているということで助かりましたw

そのあとは、地元でウッドチップ扱っている業者さんを探してもらい、杉皮を大量に手に入れられることになり、籾殻の上にバークを大量に撒いてもらいました。

これをすると、まず圃場の中を歩きやすくなります。軽トラも入れるようになりますね。これ大事!

高畝栽培

土壌が整ったら、レイアウトと栽培品種を決めて、高畝で栽培します。

暑さ対策で、最近私は高畝をしないようにしていますが、ここでは高畝が必要だと判断しました。
高畝というより高植えですがw

↓結構高めですね。とは言えどのみち分解してくるので高くて正解です。

株間、畝間、栽培品種の決定はやはり経験者に聞くのが良いですね。
我ながら的確なアドバイスができたと思いますw

苗もやはり良い苗を選ぶことが大事なので、その辺もアドバイスさせて頂きました。

植え付けもいくつかポイントがありますし、その後の剪定も良い方法悪い方法があります。

早く結果を出したい場合は人に聞くのが近道です。

私はネットと本を参考にだいぶ時間とお金を無駄にしました。良い苗悪い苗の違いもはっきり分からずただひたすらに水を撒いたり肥料をあげたり剪定したり、と個体差を意識するのにも時間がかかりました。

基本的に”副業プラン”を選んでくださる方がほとんどですが、一律のアドバイスはせず、地域や環境によって植え付けや品種選定も変えてアドバイスさせて頂いています。

ここの水田転換地で大きなブルーベリーの木ができるのが楽しみ仕方ありません。