自然栽培で植物と向かい合う。
2023年2月、ぼかしを施肥したのを最後に、自然栽培に切りかえました。
肥料を使わない分、植物の事を観察し理解する。どうしたら元気な状態、生長と結実のバランスが良い状態になるか。

植物ホルモンを理解し、触れて対話をする、本格的な自然栽培にチャレンジです。

夏芽を掻く

今年は、去年大ダメージを受けたチャンドラーの復活に向けて奮闘中です。

詳細は前回のブログ(←クリック)を見てください。

さて、5月下旬になり、春に伸び始めた新芽の1次生長が終わりました。新芽の先端が黒く焦げたようになっていたらその合図です。

この後は、夏芽、つまり春に伸びた枝から腋芽(側枝)が生長を始めます。

今回チャンドラー復活に向けて、コンセプトは「弱い枝を作らない」ということ。夏芽が数多く伸びて葉っぱが多くなれば光合成効率が上がる、という考え方もあると思いますが、そんなことより今回は弱い枝を作りたくありません。

夏芽はすべてむしり取り、春に伸びた枝の先端をひたすら伸ばしていきます。そしてその枝を太くすることによって、水養分の通りを良くし、病害虫に強い枝に仕立てていきます。

右側の夏芽を
芽かきします

枝を複数残して養分を散らすより、少数精鋭の使える枝を残すという考えです。

遮光がキーワード

加えて今年は“遮光”がポイントだと思います。これはブルーベリー協会の先生方も仰っておられました。

去年、一昨年と暑すぎました。

当園では特にノーザンハイブッシュが大きなダメージを受け(特にチャンドラー)散々な結果になり、なので今こういうブログを書いてるわけですが、そういうわけで今年は夏芽の芽掻きに加えて遮光に力を入れます。

特に西陽を避けます。西陽を避けるために遮光ネットを立てます。本当は日中のてっぺんの日差しも防ぎたいのですが、防鳥ネットの上に遮光ネットを載せると、ネットの耐久性がいまいち不安なので今年はそれは見送りになり、とにかく西からの日差しを遮ることにしました。

2列にひとつ、このように遮光ネットを立てました。写真は午後5時ですが、見て分かる通り、写真中央に日陰が出来ています。

この角度は検証してブラッシュアップしていった方が良いと思いますが、これだけでも去年とは大きく環境が違います。

きっと生育状況は変わるはずです。

水をやる

これは当たり前のことかもしれませんが、今まで地植えのブルーベリーにはほとんど水やりをしてきませんでした。

しかしながら今年の夏はさらに暑くなるといわれています。

1週間もしくは10日降らなければ、頑張ってやりますか~、という感じです。

基本的にちゃんと遮光ができていれば水やりは不要だと思っていますが、何せ初めてなのでどうなるか、、、様子を見て対応したいと思います。

何より大事なのは、ちゃんと見てあげること。見てあげると状況が分かります。手遅れにならないようにしたいと思います。特に今年は時間に融通が利くようになったので。

Youtubeでもあげていますのでよかったら見てみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!