
先日ブルーベリー畑の整理をしました。
まずは成木ティフブルーを移植し、その後仮植していた苗を20個、新たに借りた畑に植え替えしました。
ハイブッシュは春先に菌根菌資材を使って植え付ける予定なので先送り。今回はラビットアイの移植のみ。
成木ティフブルーの移植
2017年に植えたティフブルーも早6年目になりました。株自体が10年ものだったせいか、植え付け後、めっちゃくちゃ生長が良く、摘み取り園としては直ぐに大きな戦力になってくれました。
しかしながらこの畑にティフブルーが占める割合が多かった為、3年前くらいから少しずつ売ったり他所へ移植したりしていました。
今回最後の6個を移植し、ひと畝キレイになりました。何も無くなるとガラーンと広く感じます。
ここにはオクラッカニーを定植します。これを楽しみに今まで8号鉢でしっかり育ててきました。オクラッカニーめっちゃ美味しいんですよね〜!オススメです!

成木ティフブルーの接木
移植した成木ティフブルーは今後ハイブッシュとして頑張ってもらいます。1株8〜15箇所ブルーレイの穂木を接ぎました。
株元からぶつ切りして居接ぎが通常だと思いますが、あえて数を打つ為に低い位置、高い位置、中間でそれぞれティフブルーの枝を残し、そこに接ぎ木しました。

これだときっとティフブルーのシュートが沢山出るんだと思いますが、それはそれで生かしても良いかな、とも思いますし、そこにまた何か接木しても良いと思っています。
要は、”この株は接木ブルーレイです”とは決め打ちしないで、株にフレキシビリティーを持たせます。1株でハイブッシュとラビットアイ両方収穫出来るとしたら効率的ですし、接木ハイブッシュとして活かすとしても収穫量が違います。(たぶん)
よく分からない例えかもしれませんが、腕一本をブルーレイにするより、指5本をブルーレイにした。という事です(笑)これによりブルーレイ1本の主軸からの枝展開より、強制的に結果枝を増やす事が出来るだろう、という狙いです。
全く確証は無く、想像してやっています。
去年の地植え接ぎ木
加えて、今回数勝負で接ぎ木をした理由は去年の接ぎ木にあります。去年はブライトウェルを地際20cmくらいでぶつ切りし、そこにスパルタンを接ぎ木しました。しかし主軸が3~4本しかなかったので、失敗して丸坊主で終わるリスクがあります。10株ほどやった結果、丸坊主は1株で済みましたが、他の9株もそれぞれ3~4箇所接ぎ木したのに1つしか残らないなど全体的に散々な結果になりました。シュートが出ればまたチャレンジは出来ますが、自分の思惑とはかけ離れた結果です(涙)
なので、今年は数で勝負です!
どうなるかは分かりません…(^-^;
仮植のラビットアイを移植
いつだか3.5号ポットの苗を畑の隅に仮植していましたが、それがそこそこ育ってきたのでそれを移動しました。
抜根の際には根っこを、よーく観察しながらやっていましたが、何やら白い糸を見つけました。
これが菌根菌か…⁉︎糸状菌か…⁉︎何だこれ⁉︎雑草の根じゃないし、ブルーベリーの根と絡まってる感あるし、とにかくめっちゃキレイな白‼︎
なんじゃこりゃ⁉︎

これが菌糸束!?
これは後で然るべき機関に確認したところ、菌糸束というものでした。腐朽菌がチップか何か有機物に根を張り生息、分解していて、それが成長し、根っこに絡まっているんでしょう、と言うことでした。
菌根菌じゃなくて残念!と思いましたが勉強になりました。中々苗を掘り起こす事も無いですし、でも掘らなきゃ根の状態確認出来ないですしね。
でこの菌糸束は菌根菌じゃないんですが、植物にとっては良いものです。
根回りの有機物を分解してブルーベリーが吸収し易い形に変えてくれます。悪さもしないらしいです。
その後、同列に並んでいる株をいくつか抜いたんですが、菌糸束がついてる株は根にボリュームがあり、具体的に言うと細根が多く、根全体が立体的で丸みを帯びていました。一目で良い根だと分かります。付いてない株はボリューム感がありませんでした。


という事で、有機物を入れ腐朽菌を増やすことが有効、という事が体感として理解できた気がします。
今までも何となくやっていましたが、特に木材チップを土壌に入れ、マルチも木材チップ、というのは意味がありますね。(加えて最近は落ち葉も入れるようにしています。)
Youtube
この日の様子を少しYoutubeにあげたのでよかったらご覧ください(^_-)-☆
最後に、菌根菌は目には見えないものらしいですね。
まだまだ勉強が必要です。
ではまた
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