12月14日は念願のOBIベリーへ行ってきました。
日本ブルーベリー協会認定栽培士、小尾さんの圃場で剪定講習です。

ここ1~2年ずっと行きたかったのですが、都合が合わず、距離も遠いので、なかなか行けずに悶々としていましたが、今年はどうにか天気にも恵まれ行くことができました(山からの雪は降ってたけど笑)

ドキドキワクワクの出発

酒々井から車で4時間。
13時からの講習でしたが、昼飯抜きにしてでも早めに行って色々見学したいと思い、無理矢理11時に到着。(ご迷惑をお掛けしてしまいました…反省💧)

付近は開けた場所で静か。晴れてはいるが、周囲の山々から粉雪がチラチラずっと降り続いている。晴れているのに雪が降り続くという山岳地ならではの空模様。とても不思議な空気感。千葉県には無い雰囲気。

そして、到着して駐車場所を決めかねている間にご本人さま登場でびっくり!外の様子が気になり出てきてくれたようです(笑)

小尾さんの出てるYoutubeや本を見て予習をしてきたばかりだったので、メチャクチャ興奮しました!

メディアで見るままの方でしたね。温厚で柔軟。ご挨拶をした後、当日いきなりのYoutube出演のご依頼も快く引き受けてくださり、ご自身の経験、知識を惜しみなくご教授くださいました。

早く着いたので、剪定講習前に少しYoutubeを撮影させてもらい、13時までブルーベリー談義をさせてもらいました。

剪定講習の内容は伏せます

剪定講習は撮影禁止ですし、有料の内容なのでここでは伏せます。(Youtubeでもしていません)
とは言ってもゆびあぐりさんで動画出してますので、気になる方はご自身で探してそちらをご覧下さい。とても勉強になりますよ!

接木栽培のススメ

剪定講習以外でも沢山お話しを伺いましたが、その中でも小尾さんが強く薦めていたのが接木栽培。
これは日本全国を指導して回った結果、多くの人がハイブッシュを枯らしては植え、枯らしては植えを繰り返しているのを見てきたことによるものということです。なので土壌適応性の高い、初心者でも育てやすいラビットアイを育ててからのハイブッシュ接木を強く薦められていました。

実際にラビットは根付きもいいですし、生長も早い。1~2年育ててから接木ハイブッシュを作れば、極端な話ピートモス代がゼロ円で済みます。(実際にはラビットアイでもピートモス使った方が生育は良いですが、無しでも育ちます)ブルーベリー=ピートモスというイメージもなくなるかもしれませんね。酸性にする方法はいくつかありますし。

加えて利点はサッカーやシュートが沢山出ること。沢山出るということは、そこに接木すれば主軸をどんどん増やせる。株立、つまり軸の数の話をすれば、ハイブッシュは3~5本、ラビット5~7本と小尾さんの見解ですが、私が思うに極論ハイブッシュで5~7本もいけるのではないか、と考えてしまいます。だって足元ラビットアイですし。そしたら自根で育てるよりも2~3本主軸が増えてかなり収量アップになりますね!

もしくは半分ハイブッシュ接ぎをして半分は本体のラビットアイで2種盛り栽培、なんてこともできます。これをやるメリットは、1株で収穫期間が伸びること。つまり省エネならぬ省スペース栽培が可能になります。例えばベランダなどの狭い場所での栽培で収穫期間が延びれば良いですね⁉︎
それにブルーベリー狩りを経営する側としては、同じ圃場にハイブッシュとラビットアイを区画分けして栽培しているところがほとんどだと思いますが、仮にこれを全部2種盛り栽培したら、期間中区画分けする必要がなく、人が入らない寂しいスペースが出来ずに済みます。(園内の品種マップ作るの大変そうですが…💧)

ただこれの問題は、接木の手間はもちろん、数年経過して接ぎ目が分からなくなるくらい育つまでは弱いということです。台風や大雪、野生動物による枝折れ被害が多発するかもしれないというリスクはあります。余談ですけど道法栽培の垂直縛りなんてやったらポキポキポキーって全部無くなりますよね(笑)シュート、サッカーの芽かき、除去作業も大変そうですね。これは普通にラビットアイ育てる時も一緒ですが気になるところです。接木が完全にものになるまでは、接木部分と本体に流れる養分バランスを考える必要がありそうです。両種をバランス良く育てる意識で、接木4~5年目くらいまでは、無駄なシュート、サッカーはある程度常時制御しなければ株本体が大きくならないでしょう。

剪定講習の様子

剪定講習の様子はダイジェストでアップします。

↓まずは鉢植え栽培でのお話しを聞きました。小尾さんは2年生苗もすぐに60リットルに植えるそうです。普通は心配になりますが、水が溜まらないようにすることでそれが可能だそうです。正直私は怖くて出来ませんが、地植えするつもりでやればやって出来ないことはないのかな、とも思いました。

↓ポイントは葉芽!と言われました。

↓ここは樹齢40年のハイブッシュ畑。全株樹高が2メートル越え。やばくないですか⁉︎(笑)
以下写真は全てバークレーです。

↓株元の太さはブルーベリーとは思えないほどでした。更新している後が見えますね。歴史を感じます。

↓主軸を決めてそれを何段階かで更新するそうで、新しいサッカーを使っての更新はあまりしないようです。

↓強剪定した部分から強いシュートが数本出てます。ちゃんと外芽で出てますね。しかし太い!

↓ブルーレイは写真撮り忘れましたが、これ見てください。
ブルーレイのサッカーが2メートル越えです。この量で1株からのサッカー1/3くらい。
まじで驚愕でした!

まだまだ書きたい内容は沢山あるのですが、今回はこの辺で終わります。
とにかく楽しかったです。

最後に一言

余談ですがブルーベリーを始める前は色々手をつけて副業を模索していました。どれもお金にはなっても楽しくなくて続きませんでした。しかしブルーベリー栽培をしているといろんな方とお会いする機会があり、色んな考えや地域特性など刺激があります。ブルーベリーは奥が深いし可能性も沢山ある。アイデア次第で勝負できます。今回は未来の発信に向けて、足元をしっかり固める準備ができたと思います。やっぱりブルーベリーにして良かったと改めて思うことができました。
とても楽しかったです🤗

これからも副業でも楽しくブルーベリー栽培を続けられること、証明していきます!

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