ぼかしを仕込むまでの紆余曲ストーリー
先日、来春用に160リットルのぼかしを仕込みました。
とまぁ結局ぼかしを作ったんですが、作るまで頭の中で作る作らないで紆余曲折ストーリーがありました。
と言うのも、
今年ウチに苗を買いに来てくれたチョー親切なお客様が、数十年ブルーベリー農家をやっている方で、米糠を直撒きしている方でした。ぼかし作りは重労働だ、ネットで騒いているほど発酵熱でやられるということはない、ネットは騒ぎ過ぎかもね、ウチは直撒きでも毎年問題ない、という事を言っており、同様にぼかし作りが重労働に感じていた私は、じゃあウチも真似しようと思っていました。
というのも、嬉しいことに年々忙しくなり、やることが増えていく中で、どう作業を減らせるか、またどう時間を生み出せるか、が今の自分の課題だったりするので、ぼかしを仕込まなくても弊害無いなら絶対そうしよう、とここ数ヶ月考えていました。副業である以上どうしてもすぐに時間的に一杯一杯になってしまうからです💧
が、、、やはり心のどこかで懸念が払拭できませんでした。
発酵熱の他にも猪などの獣害の可能性、ご近所さんへの臭いの被害ということも考えると、なかなか気持ちがスッキリせず、結局仕込むことにしました。
ちなみにそのお客様はチップを株元に撒いて、その上に米糠を撒くらしく、発酵熱があったとしても直接根まで行かない、という事を仰っていました。結果チップの分解を促進し米糠の効果を出せたら確かに合理的ですね!ただ雨に濡れてダマになって腐食したりしないのかなぁ、という心配も少しあります。
ん〜、少量ならやってみても良いかもしれません。
やるとしても趣味で植えているブルーベリーで試してからだな、という事でメインのブルーベリーには例年通りぼかし肥料を使うことにしました。
ということで、作るまでの私の頭の中の紆余曲折ストーリーでした、意外に慎重ですね。
来年の施肥について
ちょっと話は変わって、来年は元肥だけで1年過ごそうと思っています。
今まで教科書通りに3,6,9月に施肥してきましたが、小尾さんが施肥は3年に1度しかやらない、基本は地力!肥料分は土中に多量に残っている、という栽培方法でお話をしていましたので、私も来年以降は少し真似してみたいと思っています。人間が執拗に手を加えるより、あるものをちゃんと使ってブルーベリー自身に自力を付けてもらう。そのように仕向けていく見守り栽培。
それに向けて来年は、土作り、ホルモン利用、活力作りを意識していこうと思います。ウチも肥料の要らない栽培に切り替えていきます。
具体的には酸度や腐植酸を管理し、土中微生物が増えるよう意識する、部分的に道法栽培を利用する、微量要素の鉄を充実させることになります。
ただ来年はいきなり無施肥も怖いので、元肥くらいはと思い、ぼかしを仕込みました。これを撒いたら施肥は終わり。そこだけ見たらいわゆるど根性栽培ですね。
来春の元肥用に仕込みました
ぼかしは2パターンで仕込みました。
収穫目的の株には、米糠、菜種油粕、フルーツバットグアノ、を大体8:1.5:0.5位でしょうか。特に細かく測ってはいませんが。だいたいこれくらいです。元々米糠だけでいこうと思っていたので。
フルーツバットグアノはブルーベリー用で酸性、腐植酸も入っています。酸度とリン酸を意識して投入しました。
生育中で収穫しない株は、フルーツバットグアノ抜きの分量です。
これを地道に水かけてコネコネしていき、よくあるギュッと握る写真ですが、これくらいになるようにします。つつくと壊れます。
これをダマがなくなるようするのは不可能なのですが、気持ち悪いので袋詰めする時に地道に濾していきます。コテで潰して潰して潰しまくり。もう無心です、ひたすら無心。面倒だと思ったら負けです(笑)
地道に頑張った結果大きなダマはなくなりました。
扱いやすいように籾殻袋に30リットルづつ、空気を抜いて詰めました。今までダマのまま作っていましたが、今回はダマ無し!発酵後が楽しみです。
発酵が終わるのは3月くらいかな?
来年はマジで一気にブルーベリー達を生長させます!
今から楽しみです🤗
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