今年の接木挿しの100本の結果を記録に残します。
結果発表
穂木は全てスパルタンですが台木は3種類、まずは結果発表です。
100本の内、成功と呼べるものは31本でした。大体30%ですね。少ないっちゃ少ないけど、正直想定内といった印象です。半年に渡る管理は、どうしても後半適当になりがちだから(笑)
ちなみに成功というよりは生存って感じです。(この先どうなるか分からないから)
で内訳はこちらです。
ティフブルー台木
20本挿して8本鉢上げ(40%)
ブライトウェル台木
20本挿して8本鉢上げ(40%)
バルドウィン台木
60本挿して15本鉢上げ(25%)
8月にYouTubeで動画撮った時は全体の生存率40%だったのですが、そこから10%下がりました。というのも、思ったより発根していないものが多くあり(特にバルドウィン)、9月を目処にそれらは処分しました。穂木は枯れてなく、見た目成功じゃん⁉︎もう少し待てば発根するかも⁉︎という状態でしたが、色々作業予定が詰まっている中で、これ以上待つ事は出来ないと判断しました。
台木について
今年はバルドウィンをメインに台木にしたのですが、結果は的外れに終わった気がします😢
バルドウィンをメインにした理由は、単に去年良い接木苗がそこそこの数作れたことと、太くて真っ直ぐな穂木が沢山採れるからでした。ついでにバルドウィンの色も好き。
しかし去年作った接木苗のバルザバス(バルドウィン+エリザベス)は8月中頃から全部落葉が始まり今は丸坊主に…。何やら不調そうです。
接木は安定するまで急変する事が割とあるなー、という印象があります。なのでバルドウィンが取り立て悪いわけではないのですが、数多く打った為に、失敗が多く目立つ事になりました。
冷静に考えると、ティフブルーもブライトウェルもバルドウィンも大差はありません。ここ数年やってみた私の印象ですが。
ティフブルーはサッカーが多く台木にはどうなんだろうと思っていましたが、鉢植えの場合、結合部までちゃんと用土に埋めてあげると全くサッカーは出てこなくなります。5年目を迎えているティフの接木チャンドラーがありますが、サッカーは一切出ていません。主軸も大分太くなり、安定感があります。
来年は皆さんが多く使っているホームベルをメインにやってみようと思っています。(結局これが1番良いんでしょうね…今更ですが笑)実は私、ホームベルの苗を最初の方持っておらず、なのでティフブルーをメインにやっていました。
おもしろ発根部分
今回鉢上げをしていて、面白い苗が2つあったのでご紹介します。
これは台木の切り口あたりに芽があったのでしょうか⁉︎ティフブルーのシュートが生えてきています。穂木も良く伸びてるのに元気な台木です。
折角なので洗ってみました。おや⁉︎気が付かなかったけど2本も生えてるんですねー。発根もしてるし、穂木もしっかり伸びてるし、これは元気の良いもの同士が合わさった良い苗になりそうです😊
もうひとつはこちら。
用土に埋もれてた芽から発根している写真です。切り口の形成層からとその上の芽からの二重発根!おもろいですねー!そう考えると、なるべく芽が沢山ある台木を選んで埋めちゃった方が良いのか⁉︎いや、一概には言えないけど、マイナスな話じゃなさそうだ。
という事でダラダラと書いてしまいましたが、長距離通勤の帰り道。家じゃこんなにゆっくり書けないから(笑)最後まで読んでくれてありがとうございます(^-^)
あ、それと8月にあげた動画をシェアします。良かったら覗いてみて下さいね(^^)
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