あまり大々的にはやっていませんが、当園では栽培コンサルティングも事業として請け負っております。
ご依頼頂いているお客さまは主に私と同じ副業ブルーベリーをやっている、もしくはこれから始められる方が殆どです。
私も手探りで副業ブルーベリーを始めましたが、やってみると、あれもやってこれもやって、試して失敗して、その後農地増えたから作物、品種を変更して、と振り返ると無駄な時間と体力、資金を消費していました。
(今もその過程ですが…)
そんなわけで、ご依頼頂く理由は栽培のノウハウをtutorとして指導することがメインなのですが、副業として最短で軌道にのるアドバイスもしています。
初・剪定講習をやりました
遠方の方はリモートで指導させて頂いておりますが、通える範囲の方はリアルで講習の場を持つ事もあります。
今回は埼玉県からお越し頂いたお客さまです。
ブルーベリーはご主人がやっていた10年ものが植っているので、ご依頼の目的は“どうしたら美味しい実を作れるか”でした。
木はラビットアイメインで既に大きくなっているので、後は知識と技術を足していけば必ず美味しいブルーベリーが作れます。
なので木を理解する為、座学からスタートです。
▪︎植物ホルモン目線で、春から冬までの流れ
▪︎切るタイミング、切り方
▪︎生殖生長と栄養生長
▪︎美味しい実が出来る過程の説明
などなど…
これら基礎知識を頭に入れたら、圃場に行って剪定の実践です。
知識がないとどこから切って良いか分からなくなる事があります。剪定は感覚でやる事もあると思いますが、100%感覚だとただの素人ですよね!?
感覚で切る場合は、切るべき切らないべきの狭間、判断の難しいグレイゾーンにある枝に対してのみであるべきだと思います。それらの数や場所、全体的に見て感覚に頼る事はあります。
迷ったら切る、間違い
【迷ったら切るは間違い】
これは私が栽培指導している方に良く言う言葉です。
ネット上、迷ったら切る派、切らない派、いると思いますが、比較的(印象としてかな?)迷ったら切る、が格好良いというか、出来る人風に感じられている風潮がある気がします。そして初心者の方は割とそれに影響を受けている気がします。
ベテランの方の“迷ったら切る”は、きっと切るまでに、一瞬ででも頭の中で色んなシナリオがパパパッと出て、いづれにしても最悪なケースにはならないだろう、と判断しているのだろうと推察しますが、仮に初心者の方が表面だけさらって、分からないから“迷ったら切る”と判断しているとしたら、はやり間違いです。
切るには理由があります。理由がないなら切る必要はない。分からなければ聞いてください。
と私が指導している方にはよくこう言う話をします。
おいしい実を作るには…
おいしいブルーベリーを作るには一朝一夕ではいきませんがやり方はあります。
難しい技術があるとしても、最低でもまずくする行為を避ける事はできます。そしてこれもやはり知識がベースとなります。
簡単な条件を並べると、
▪︎元気な枝を使う
▪︎花芽の数を制限する
▪︎無駄に切らない
▪︎節水する
などなど。
全て基本的な事ですが、最も大事なのは元気な枝を使う、つまり株自体を元気にさせること。老化した枝からはまずいブルーベリーしか採れません。
さらに夏の管理が夏剪定などと相まって大変になってくるのですが、ここが特に気をつけたい時期。ここで間違えると味が落ちます。
この時期は特にやってはいけないことが増えますので、私が指導している方にはしっかり伝えるようにしています。
という事で、対面で座学から実践までフルでやったのは初めてでしたが、しっかりメモをとりながら、質疑応答しながら、有意義な時間を過ごせたと言って頂けました。
今度も講習や栽培コンサルティングは継続的に力を入れていこうと思います。
ご興味ある方ご連絡くださいませ。
小規模でも副業ブルーベリーできます。効率的に。
最後までお読み頂きありがとうございました😊
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