2024年、今年から無肥料です。
去年2月にぼかしを施肥したのが最後。肥料を使わない分、植物の事を観察し理解する。どうしたら元気な状態、生長と結実のバランスが良い状態になるか。

今年は植物ホルモン活性化を意識した自然栽培にチャレンジ1年目です。

大先輩の圃場を見学

 4月29日、千葉県富津市にある「遠山ブルーベリー農園」さまにお邪魔しました。

園主の遠山さんはブルーベリー協会の副会長、会員としては1期生ということで、ブルーベリー栽培歴も50年近く、かなりのベテランでいらっしゃいます。

私は2017年の11月に第一農園“ファームザラビット”を作りましたが、果樹栽培ではまだまだペーペーの新参者の部類です。比べ物になりません(笑)

 遠山さんとは、私がブルーベリーを始めた当初からSNSで応援してくださっていて、今年の2月にはじめていすみ市の剪定講習でお会しました。

しかし剪定講習の合間合間では十分にお話出来なかったこともあり、またベテランの方の圃場を直接見学したいということもあって、今回お邪魔することになりました。

キレイに整備された圃場

 まず遠山さんの圃場を訪れて一番印象に残ったことは、シンプルに「キレイなブルーベリー園」ということです。

 とにかくキレイ!

 キレイ!の一言に尽きます。それぞれのブルーベリーの樹形がキレイな事もありますが、それより何より園全体の雰囲気に言葉を失いました。

ホントにキレイなんです(しつこい笑)

 ブルーベリーの樹間もちょうどいい間隔で森感もありつつ、かと言って株元はすっきりしている。また、下草がキレイに整備されており、ゴルフ場の芝生感もあります。

さらに園地が小高い場所にポツンとあり木々に囲まれているので、空の抜け感も最高です。

 真似したい下草

 さて、場所選びや株間調整は今からは変更不可として、着目すべきは下草の管理でした。

 2枚ある圃場でバヒアグラス、センチピードグラスをそれぞれ使っていて、しっかり管理されています。

これらは緑肥としても使われるようですが、芝生より安価で管理しやすいようです。

ご厚意でセンチピードグラスを1kg頂きましたので、私もこれを使ってハイブッシュの圃場をキレイに整えたいと思います。

 ちなみにこれらは雪印種苗で販売されておりますが、種って高いですね(笑)

圃場全面に種を蒔こうと思ったらめちゃくちゃコスト掛かります。

時間がある場合は一袋買って蒔き、翌年種取りか株分けすれば低コストで増やせるということでした。

ナギナタガヤ

 余談ですが、ナギナタガヤという下草もあります。

道法さんオススメの下草ですが、実際に使っている圃場を見に行ったことがあります。

イネ科で膝丈ほどに穂が伸びるのですが、5,6月くらいに自然に倒伏して枯れてくれるようです。ですので雑草が生えることもなく、枯れ草で株元マルチもできます。

その場合、株元に毎年木材チップを何トンも入れているところも多いですが、その労力がセーブできるということになります。

芝生似のセンチビートグラスとは異なる特徴ですが、これも今年は別圃場で使ってみたいと思います。倒伏している姿は草の海のようですごくキレイでした。

 まとめ

という事でキレイな圃場に感銘を受け、今年からはもっと圃場の見た目も考えていこうと思います。

今までブルーベリー自身とお客様サービスの事ばかりを考えてきましたが、見た目の良さも大事なサービスですよね!?

思い知らされました(汗)

 今回の訪問の様子はYoutubeに動画をあげていますので、ご興味ある方は是非見てみてください。

 最後までお読み頂きありがとうございました。