2023年は2月ぼかし肥料を撒いて、それ以降施肥はしていません。
SNSで何度か表明している通り、これからは自然栽培を目指していきます。

今回も忘備録として書いていきます。ぜひ最後まで読んでいってください!

今回は道法スタイルで植えるに関してのおはなしです。

知る人ぞ知る、道法正徳さん。
その方が提唱する垂直仕立てで植え付けをしました。

私は道法スタイルの勉強を始めてまだ日が浅く、半信半疑な部分があります。とはいえ、十二分に納得のいく部分もありますし、それで大成功を納めている方もいらっしゃいます。きっと自分がもっと知識を深くしていけば、そのような先輩方に追いつけるのではないか、と考え、まずはやってみることにしました。

道法スタイルの特徴

道法さんのこと知るまでは???過ぎる、危険過ぎる内容と思い、見聞きするもスルーしていましたが、道法スタイルの植え付けの特徴は以下の通りです。(勉強中の身なので理解不足な部分もあると思いますが)

▪︎土作りをしない
▪︎黒マルチで保水
▪︎支柱に垂直縛り

これはどの植物でも同じスタイルで植えるとのこと。植えたら、あとは剪定技術(ここが道法スタイルの真髄)で植物を大きく育てていくのですが、それは今回は触れません。

ひとつ、土づくりをしないに関しては、ラビットアイだけに通用することなのでは!?と若輩者の私は考えてしまいます。しかしそう考えている時点で、カヌピー中心の古い時代の考えから脱却できないのかもしれません。

おぐらやま農場さんは道法スタイルの伝道者としても活躍されていますが、やはり道法スタイルで立派なハイブッシュを育てています。私は現地を見にいったことはないですが、親父に講習参加してもらったことがあります。ハイブッシュブルーベリー、枝が勢いよく真っ直ぐたくさん伸びていて、生き生きしていたようです。

まぁ気候の違いや掛けられる時間も違うんですが、とにかく自分でやってみて、ここで同様にハイブッシュブルーベリーが栽培できるかやってみようと思います。

使う苗は自慢の…

今回は猛暑で枯れた場所の植え替えですが、使う苗は満を持して、小尾さんから購入したTY台木の接木レガシーです。7月に購入して6号スリットに鉢増し。ほんと立派です。

いざ、植え付け!

今年の3月に盛り土にして植えた5号鉢のボーナスは見事に枯れました。やはり春植えでは最近の猛暑に対応できない気がします。(水やりができない放置栽培に限っての話)
途中3〜4回注入灌水もしましたが、見事に枯れてしまいました。

余談ですがハイブッシュ72本中19本が枯死。ラビットアイは28本中全部元気にサバイブ。

さて、まずは枯れた苗を抜く。(根っこは全く伸びていませんでした)
枯れた根鉢の周辺の土を捨てる。そして盛り土を平らにならして根鉢程度の穴を掘る。

植え穴に入れて剪定。株元の枝は除去。これから3年かけて主軸作りをするので伸ばしたい主軸だけを残す。切り戻しや細かい頂部の整枝は年明けにやります。今はまだ休眠までの残り数日、根張りに力を注いでもいます。

たっぷり水をやって土を戻した後、株元をある程度踏み固めます。
表面に枯れ草を敷くのは道法スタイルではありませんが、もったいないので軽く敷きました。

そして、ここが通常栽培と大きく違うところですが、株元に黒マルチを敷きます。
普通木材チップを厚く敷いて保水することがほとんどだと思いますが、地表の水分が逃げないようにという観点で見れば黒マルチの方が有効かもしれません。確実に水分の蒸散を逃さないくらいじゃないと今年のあの猛暑は越せないのかもしれません。地下水分が逃げなければ根は水を求めて伸び、水を得たら呼吸ができる、呼吸できれば日中の光合成で生成した糖分を吸収して生長できる。と言う流れになるのでしょうか。

最後に支柱を立てて、主軸を縛ります。こうすることで、頂部で作られる根っこホルモンのオーキシンは真っ直ぐ下へ降りやすくなります。オーキシンが根を生長させ、根はサイトカイニンなどの他ホルモンを生成し地上部へ送ります。この行き来する道がまっすぐで太い道であれば、垂直縛りによるホルモンの活性化も納得がいきます。木が大きくなるまでは無駄な枝はつけず、花も咲かせず、ひたすらホルモンを効率良く上へ下へ行き来させる。シンプルに3年間それだけに集中する。そこに肥料という概念は入ってこないということになります。

そして完成がこれです。土づくりしなくて良いのはかなり時短になりますし体力もセーブできます。

今回は接木レガシーを使ってのご紹介でしたが、この他にもヌイ、ファーシング、プル、ジュエル、マグノリア、ペンダー、接木スパルタンも同じ方法で植えました。
どうなるか心配ではありますが、この栽培方法が私にできるかできないかはやってハッキリした方が良いので、今回実施しました。これができればかなり自信に繋がると思いますし、何より低コストで安全なものが作れます。

まずは垂直仕立てで1メートル越えを目指します。

最後までお読み頂きありがとうございました☺️