2020年の12月に初めてアボカドの苗を購入して早3年、4年目に突入しました。今回4度目冬越でしたが、ようやく満足出来る結果を得る事が出来たと思います。

越冬のポイント

前提として無加温ハウスでの越冬ですが、今回のポイントはこちらです。

・12月寒くなるギリギリまで低温順化させる

・藁囲して、その上から不織布を二重巻き

・鉢表面、株元には籾殻を厚めに敷く

・放射冷却対策として内張り、さらに天井にシーツを張る

・マイナスになる夜間は暖太郎を点ける

・地面とハウスの腰巻には断熱材として発泡スチロールを敷く(これは去年から)

・水はあまりやらない

という感じで私なりに対策は入念に行いました。

過去の反省

ちなみに一昨年(2021~2)は無加温ハウスに鉢植えを入れて、全体を1枚の不織布で大きく巻いただけ。もちろん壊滅的に殆どが株元まで枯れました。カハルーは完全に枯れてピンカートンも95%くらい枯れてフェルテもダメージ大きかったです。無傷とはいきませんがベーコンは1番強い印象でしたね。

去年(2022~3)はそれを踏まえてちょー入念に10月からハウスに入れて、11月には藁囲と不織布を巻きました。無加温ハウスも今年と同じ仕様(工夫)でしたが、結果、全体的に半枯れ、50点くらいの冬越となりました。ここで反省したのは植物自体の低温順化を意識していなかった事。前年の失敗から用心深く早く対策すれば良いと勘違いしていましたが、大事なのは植物自体に強くなってもらう事です。

そこで今回は過去2年の反省を活かして対策をとりましたが、どうやらようやく成功と言える結果になったようです。

ピンカートン

耐乾性マイナス2度と言われているピンカートン。印象としては弱い。開帳過ぎて扱いが大変。
とは言え独特なあの果実は魅力的なので一度は実をならしてみたい、と慎重に栽培しています。

昨年まではかなり冬のダメージを受けていましたが、今年はそこそこで持ち堪えました。

藁囲の中で花芽もつけてくれていたようです。

接木フェルテ

こちらは去年の3月に接木したものです。実生のベーコンにフェルテ。

ちょっと面倒くさい感があってこのまま無加温ハウスに入れていましたが、枯れませんでした。葉色が薄くなっているのが気になりますが、ここから暖かくなって新芽が吹いてくれば持ち直すと思います。

ベーコン

こちらはハスに接木したベーコン。藁が足りなくなり不織布だけでの越冬になりましたが

無事越冬できました!青々した葉っぱも立派!さすがです!枯れた葉っぱは数枚程度。やはりベーコンは強いですね。今後増やすならベーコンにします。

ヤマガタ

こちらは耐乾性0度のヤマガタ。以前耐乾性0度のカハルーを枯らしたので、どうなるかと1番心配していた品種でしたが、これも越冬クリアしたようです。

嬉しい限りです♪

収穫にむけて

去年まで壊滅的だったので、多少開花しても全て落花。でも今年はいける気がします!

頑張って実をつけたいと思います。

その為には、まずはこれから始まるアブラムシとの戦いをうまく乗り越える事が必須になってきます。

同様に越冬できたマイヤーレモンにはすでにアブラムシがいました。お酢の力で退治です。

今年は花芽パトロールを強化して一つくらいは収穫出来るように頑張りたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました♪